笑顔で受験当日朝を

準備万端で受験日当日の朝を迎えられ、多くの方々はお子様と一緒に受験会場に向かわれる「その時」が訪れました。受験会場に吸い込まれて行くお子様の背中を見送れば、ご両親の役目は一応「ここまで」となります。中学受験という未知の世界の扉に親子で指を掛けられた遠い日から今日までの数々の記憶が、フラッシュバックのように瞼の裏に浮かぶ経験を、皆さんが実感される時がやって来たのです。

受験生の親を経験された多くの方が、ある程度時間が経過してから「最後の最後に子供に申し訳無かった」「あれは親として失格だった」との回顧を口にされるのが、自身が笑顔を忘れてしまっていた後悔です。中学受験を闘って来たのは家族全員一緒ですし、お子様よりご両親の方が力が入っていても不思議ではありません。しかも試験問題と向き合うのはお子様であり、自分は最早見守る事しか出来ません。緊張感や高揚感など数え切れない感情が込み上げ、それが結果お子様への余計な叱咤激励や注意喚起となって溢れてしまうケース、残念ですが数え切れません。

「名前書き忘れちゃダメ!」「消しゴムでしっかり消しなさい!」などと強張った表情で矢継ぎ早に浴びせられれば、子様の心理状態は乱れるばかりです。アナタの愛おしいお子様だからこそ、全幅の信頼を寄せてあげられて当然です。最高の笑顔で優しく試験会場へ見送ってあげられれば、ご両親として一足早く「合格!」です。