偏差値を正しく理解

お子様の中学受験をご家族一丸でバックアップされているご両親であれば、ご自身もかつて生徒から学生時代、偏差値と対峙された経験をお持ちで当然です。偏差値に関しての基礎知識に誤解は見当たらないかと思われますが、今一度基本中の基本を再確認しておきましょう。万一ご自身の解釈の誤りに気づかれたのであれば、今この瞬間から正しい知識と差し替えてください。

「あの子は偏差値が65だから凄く勉強が出来る」「偏差値が50チョットだなんてこれでは中学受験どころの話じゃない」といった井戸端会議の発言、サラリと目や耳にすれば違和感を覚えません。ですが大変な誤解だらけの発言の可能性も否定出来ません。偏差値は高得点を競う採点の数値でも無ければ、50を基準に学力の優劣を示している訳でもありません。特定の模擬試験などの得点結果から、受験者全員の中で自身がどの程度に「位置しているか」を示す、分布図上の位置を示す数値です。その模擬試験の1番が果たして偏差値いくつになるのかは、他の受験生の得点状況に応じて変化します。

極端な例ですが、極めて高い学力を有する児童ばかりが参加した模擬試験であれば、上位の成績でも偏差値50台の可能性もあり、反対に平均得点が極めて低い結果の場合、得点に対して高い偏差値となるケースもゼロではありません。偏差値の二桁の数値の意味を取り違えてはなりません。